生活保護は保険証がない?

「持てません」

残念なことに、生活保護を申請して通ると今まで使っていた保険証は返還しなければいけません。もちろん、国民健康保険にも加入していません。その代わりに医療扶助で保険料や医療費を免除してもらえ、指定された病院で治療を受けられるので、病気や怪我などに関してはかなり手厚く保護されているので安心です。ただし、保険適用外の病気になってしまうと保護費の中から治療してもらわないといけないので、そうならないよう祈るばかりです。また、指定病院は多数ありますが、態度が悪かったり言うことをきかない患者さんの場合は、ブラックリストに入れられることもあり、診察してもらえなくなるので注意が必要です。

生活保護の返還後(返却)の代わりになる身分証明

では、生活保護を受けている方はどのように身分を証明すれば良いのでしょうか?生活保護を受ける前に運転免許証を持っていたのであれば、それが身分証になるので問題ありません(免許を剥奪されることは無いようです)。しかし、免許を持っていない方の場合は、どのような方法で身分証明するのでしょう。

「住民票」や「マイナンバーカード」(個人番号カード)

を証明書代わりに使うのが一般的です。正直、生活保護者は手続きを行えば住民票などの手数料が無料になるとはいえ、毎度まいど役所や出張所に取りに行くのはかなり面倒。となると、一番良いのが、マイナンバーカードを利用するのが良いでしょう。マイナンバーは国民総背番号制のような感じで不愉快、不快な思いをされている方も多いようですが、身分を証明する免許などを持っていない場合には、一番手頃ではないかと思います。これさえ持っていれば身分証にもなりますし、行政側としても生活保護者の動向を把握したりできるので、福祉事務所などにとっても都合が良いもののようです。

マイナンバーカードの申請

住んでいるところに通知カードと個人番号がくっついているのが一緒に送られてきていたと思います。しかし、このカードが届いているだけではマイナンバーカードの申請をしたことにはなりません。

【郵送】
申請書に署名(記名)、印鑑を押す→顔写真を貼り付け→送付用の封筒に入れてポストへ。

【スマホ】
顔写真を撮影→交付申請書にあるQRコードから申請のウェブサイトへ→必要事項を記入→顔写真を添付して送信。

【パソコン】
顔写真を撮影して保存→上記同様ウェブサイトへ→必要事項を記入→顔写真を添付して送信。

という段取りで申請することができます。ただし、顔写真必須なので、あまり顔写真を入れたくないという方には不向きかもしれません。

 

 

 

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