生活保護で眼鏡作成

視力が弱くなると、物が見えづらかったりして大変ですよね。近眼も物が見えづらくなるし、歳をとった際の老眼も困りもの。眼鏡を外さないと新聞や本も読みづらいですから嫌なものです。そんな眼のことで困った時に活用できるのが、医療扶助での眼鏡作成です。視力に合わせた上限額がありますが、その範囲内であれば無料で作ってもらえるのがありがたい。

【眼鏡作成条件】

原則4年間は新しい眼鏡を作れません(子どもの場合は成長と共に視力も変わりやすいので、4年以内で作れることもあります)。

➁最初の初期費用のみ負担してもらえます。壊れた場合の修理費は自己負担です。同じくよほどの事がない限りレンズの交換も不可です。ただし、「あまりにも度が変わってしまった」「乱視が入ってしまった」という場合は、一度ケースワーカーに相談してみることをお勧めします。

コンタクトレンズは作れません。理由は眼鏡より高価であり、しかも維持費も高くなるということからきています。ただし、眼鏡が合わず、医師が「この人はコンタクトじゃないと体に支障をきたす」という判断が出た場合には、コンタクトもありなようです。しかし、これは例外中の例外であるので、ほぼ通らないと思ったほうが良いでしょう。「眼鏡を取り外すのが面倒」とか「眼鏡をかけた自分が嫌」というようなのものは理由になりません(笑)。

【眼鏡作成手順】

➀担当のケースワーカーに「眼が悪いので眼鏡が欲しい」という旨を伝え、眼科での診察に必要な「医療券」と、眼鏡を作る際に必要な「給付要否意見書」をいただきます。

➁まずは医療券を持参して眼科で視力を測ってもらいます(指定医療機関)。この時に眼鏡が必要と診断されれば「給付要否意見書」へ記入していただきます。

「給付要否意見書」「処方箋」をいただき、眼鏡店へ行って見積書を発行してもらいます。

➃福祉事務所に上記3つの書類を提出します(意見書、処方箋、見積書)。

➄眼鏡ができあがり次第眼鏡屋さんから連絡があるので、受け取りに行って完了です(期間は2週間から1ヵ月ほど)。

生活保護、眼鏡店選び

さて、上記したように「眼鏡屋さん」を決めるのはいいのですが、眼鏡店が沢山ありすぎて迷ってしまいます。眼鏡市場なんかも有名ですし、メガネスーパーなんかも古くからあるし、格安眼鏡店も沢山あります。生活保護で指定されている眼鏡店はあるのでしょうか?

「指定眼鏡店はありません」

そうなんです!生活保護で指定されている眼鏡屋さんは無いんです。医療機関は指定されたところじゃないといけませんが、眼鏡はどこで作ってもいいんです(上限額以内)。ただ、給付要否意見書の取り扱いに慣れているところじゃないと手間取るかもしれないので、最初に聞いてみたほうが良いかもしれません。

生活保護、眼鏡作成の限度額は?

当たり前ですが、眼鏡を作る際には度数をはかります。レンズの厚さ(近視度)で限度額が異なるので一概に言えませんが、一般的な視力矯正、高齢者に多い遠近両用、そして乱視にも対応してくれます。レンズの費用は約18,000円~約29,000円ほど

この金額を負担していただけるので、かなり良い眼鏡を作ってもらえるのは間違いありません。生活保護費の中から捻出しても構わないのですが、せっかく医療扶助から出してもらえるので、ありがたく使わせていただきましょう!

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