うつ病での生活保護申請

ここ十数年でしょうか?社会人のうつ病やパニック障害など、心の病にかかる方が非常に多くなってきています。世知辛い世の中ということもあるのでしょうが、多くの方の心が疲れているからではないかと思います。また、このような病気はレントゲンに写ったりして病の患部が分かるようなものではないので、仮病やさぼっている、怠慢、気のせいなどと言われることもあり、そのような誹謗中傷からさらに苦しんでいる方も多いようです。
こういった心の病になり、働けなくなってしまう方も多く、生活できずに困っている方も多くみられます。さて、このようなうつ病などの心の病で生活保護は受けられるのでしょうか?

「もちろん、受けられます」

これは当たり前のことなんですが、生活保護は受けられると思います。「と思います」と書いているのは、私がお医者さんではないから断言できないというだけのこと。「頼れる三親等もおらず」「貯金もあと僅かで底をつく」「土地などの資産もない」「仕事もできる状態ではない」ということであれば申請は可能ですし、このような状態であれば申請が通る確率も高いでしょう。

基本的には福祉事務所に行って申請を行います。資産の調査などを経て、指定医療機関にて「この状態では生活できない」「保護が必要」という診断書をいただければ大丈夫です(検診命令を受けて指定医療機関で診断してもらう場合は無料)。
普通に生活していたってて心の病になり、人生がおかしくなることもあります。生活保護の申請は国民の権利として使えるものなので、無理しないで治るまで使わせていただきましょう。体と心を治してから再出発すればいいのではないかと思います。

うつ病で生活保護、実家で親と同居は?

さて、心の病を患ったのは大変ですが、実家で親と同居する場合、生活保護は受けられるのでしょうか?状況によりますので、一概には判断できませんが、ここはあくまでも同居を前提として解説します。

【受けられるケース】
親が生活保護を受けている:この場合は、同居は可能だと思います。ただし、世帯分離をしているのであれば、元に戻して一つの世帯として同居します。

【受けられないケース】
実家で親が面倒を見てくれる:この場合、同居するのは構いませんが、生活を扶助してくれる親がいるため生活保護は受けられません。

というような感じになるのではないかと思います。

 

 

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