生活保護、引きこもりやニートで申請

ここ最近、世間では引きこもりやニートについて色々と取り沙汰されていますが、家庭内で引きこもって家族以外に迷惑をかけていないのであれば、とりあえずは仕方がないでしょう(個人的に)。もちろん家族に迷惑をかけるのはよくないですが・・・。
さて、引きこもりやニートの方が自立したいと思っても、なかなか実家にいると自立するのは難しい。本人がやり直したいという気持ちがあっても、なかなかはじめの一歩を踏み出すのは大変です。そんな引きこもりやニートの方が自立する手段として、生活保護は使えるんでしょうか?

「引きこもりやニートでも生活保護できる可能性あり」

ということです。しかし、絶対的に生活保護を受けられるという訳ではありません。いくつか超えなければいけないハードルがあるので、ピックアップしてみましょう!

①世帯主である
まず、最初のハードルとして世帯主というのが絶対条件です。だから、実家に住んでいる場合、生活保護は受けられません。もし、引きこもりで生活保護を受けたいのであれば、まずは家を出るしかありません。

②資産が無い
元々預貯金もほとんど持っておらず、保持している資産も無い(不動産、株など)。このような状況であれば、生活保護を受けられる可能性が高まります。しかし、この段階で自動車を持っている場合は、売却して生活費にするよう促されます。また、その他価値が高い財産があれば、こちらも売却するように言われます。基本的には厚労省が定める最低生活費に満たないようにしなければ保護は受けられません。

③援助してくれる親族がいない
①で解説している通りですが、「親から勘当された」「もう面倒見きれない」などで家を追い出されたということであれば生活保護を受けられるハードルをさらに一つクリアーしたことになります。ただし、申請した後に❝三親等の親族で、面倒を見てくれる人が誰もいないのか❞ということを徹底的に調べられます。ここで援助するのにやぶさかではないという親族がいれば申請は通りません。※三親等(両親、祖父母、兄弟姉妹など)。

➃働けない
何らかの理由で働けないという事情があれば、さらにハードルをクリアーできます。ただし、しっかりとした理由が必要なので、説得力のある理由付けが必要です。

という条件をクリアーした上で、さらに収入が地域の最低生活費を下回るようであれば、生活保護の申請が通る見込みが高くなります(申請は誰でもできます)。

生活保護、適応障害での申請は?

何らかの精神疾患(適応障害他)で生活保護を申請するのであれば、上記した引きこもりやニートの方よりさらに通りやすいと言えます。完全にと言ったら変ですが、確実に病気ですからね。もちろん、精神科医の診断書が必要なので、かかりつけの病院で診断書を書いていただくのが個人的にはお勧め。
※診断書を準備するのは義務ではありません。福祉事務所に言うと、診察・診断書の費用を負担してもらえます。

まずは、福祉事務所に行って、相談することが自立への近道ではないかと思います。

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