生活保護は何らかの理由により通常の生活ができないひとのために受給するものである。では生活保護の対象者はどんな人なのでしょうか?

・仕事につけない

なんらかの理由により仕事につけない人が受給できます。障害者や病気の方などがそれに該当しますが現在では母子家庭の方やうつ病、仕事を一時的にクビになり家族がいる方などケースは多種多様になっています。ただ母子家庭だからと言ってもらえるというものでもありません。

・お金がない

お金がないというシンプルな書き方ですがこれには預金や土地、保険なども含まれています。どこからもお金を引っ張ってこれない、どうしようもないという状態という事です。

・家族もいない

基本的には家族がいない人が生活保護受給対象者ですが事情があり家族も援助できないという状況であれば受給対象者になることもあります。親、兄弟など3親等以内の親族に対して「扶養照会」が届き、精査した上で援助してくれる方がいなければ受給可能です。

・資産もない

「貯金がない」「資産もない」「土地もない」というふうに、財産になると見受けられるものを所有していない場合は受給対象者になることも。もし、土地を所有しているのであれば、土地を売却してからでないと受給できません。アパートやマンションを借りて住んでいる場合は、自分の所有物ではないので受給可能です。

※基本的には車の所持も認められていませんが、「病院に通う」「仕事でやむを得ず利用する」というのであればOKになる可能性もあります。全てはケースワーカーの判断ですので相談してください(相談しないで所持すると、不正受給疑惑を招くので、必ず相談を)。

・働いているけど生活保護受給できる例外のケース

★母子家庭で子どもが小さく、長時間労働することが困難な方(父子家庭でも大丈夫かと思います)。
★病気にかかってしまい、長時間労働することが困難な方。
★働いてはいるが、地域の最低生活費よりも賃金が低い場合。

通常は生活保護対象者とはこういった事情になりますが受給を受けたからと言って生活が楽になるわけではありません。生活保護受給の方はもちろんローンも組めませんし基本的には車も所有できません。

ただ仕事をさがし少しでも早く仕事をし生活保護の受給をやめる努力をしなければいけません。ほとんどの人は一生保証されているという事にはなりません。

 

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